福島第1原発事故当時飲む必要がないと報道された薬

安定ヨウ素剤とは

甲状腺がんを防止するため原発事故時に服用する薬です。原発事故によって放出される放射性ヨウ素131は人間の体内に入るとのど元にある甲状腺に集まることがわかっており、安定ヨウ素剤というのは
放射性でないヨウ素を先に摂取することで甲状腺にヨウ素を満たし放射性ヨウ素131を体外に排出することで甲状腺がんを予防する効果があります。

各立地道府県に備蓄されている

安定ヨウ素剤は基本的に原発立地道府県庁に備蓄されています。
この事実は福島第1原発事故以前はほとんど公表されることはありませんでした。原発事故が起きないことを前提としていた日本の安全対策に問題があったためです。福島第1原発事故の際には独自の判断をして県庁から調達した三春町以外、ほとんどの自治体で手に入れることが出来ませんでした。

原発30キロ圏内の住民には事前配布するところが多い

国の方針では原発半径5キロ圏内の住民に事前配布し30キロ圏内の住民に配れるだけの安定ヨウ素剤を保管施設に備蓄するよう定めています。

しかしもし現実に事故が起こった場合に原発からの風向きも分からないまま屋外をさまよい歩くのは危険として現在では多くの自治体が30キロ圏内の住民に事前配布しています。また自治体によっては30キロ以上離れていても備蓄しているところもあります。

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特に子供への注意が必要な理由

がんが増えるとき細胞分裂、いわゆる代謝のスピードが影響の速度となります。大人の細胞分裂を1とすると、小児はその10倍、新生児や乳児はその100倍といわれます。つまり被ばくによって破壊された細胞は大人より子供の方が増えるスピードが早いということなのです。

また丸剤が大きく苦いこともあり小さい子供達には甘いゼリー状のヨウ素剤もあるのですがこれは事前配布されません。自治体によっては災害時に薬剤師や看護師等が作るとしている所もありますが果たして混乱の中どこまで実行されるのか定かではありません。

原発事故が起きたことが分かったら

原発事故の情報を入手したらまず出来る限り原発からの風向きの情報を集めます。
最悪情報が手に入らなかった場合、実際の風を感じて、もし原発方向から吹いていたらすぐに安定ヨウ素剤を服用しましょう。ただし安定ヨウ素剤は24時間程度しか効果がないとされていますので、1番影響がありそうな時間帯が予測できるならその直前に服用します。

避難する際は風上方向へ逃げます。避難が難しい場合は屋内で外気が入らないように目貼りし内部被ばくに注意します。安定ヨウ素剤は副作用があるから指示があるまで飲まないこととアナウンスされていますが福島原発事故の際にもそうであったように国や自治体が服用の決断をすることが出来ないとみていたほうが確実でしょう。丸剤が紫色であることや苦みがあることから服用することがあまり気持ちの良いものではないと思われますが最後に自分や家族を守るのはあなた自身です。

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